プリンターが「オフライン」になって印刷できない時の直し方
プリンターのトラブルで意外に多いのが、プリンターが「オフライン」になって印刷できないという状況。今回は、プリンターがオフラインになる原因の探し方と、オンラインに直す方法をまとめました。
公開日: 2021.9.20
目次
プリンターの「オフライン」とはどういう状態?
プリンターのステータスが「オフライン」となるのは、プリンターとPCやタブレット、スマホなどの端末が繋がっていない、通信(ライン)がオフという意味です。
プリンターとの通信ができないから、印刷もできないというよくあるトラブルです。
なぜプリンター「オフライン」になる?
プリンターがオフラインステータスになるのは、プリンターと端末の通信に問題があるためです。問題がなければ、端末とプリンターは常にオンライン(通信可能状態)を維持し続けます。
プリンターと端末の通信がない場合は、プリンター側はスリープになることはありますが、それでも通信は常に維持されているの正常です。
「オフライン」の原因を探れば簡単に直せる
プリンターが「オフライン」状態にあるのを直すには、まずは原因を探るのが第一です。通信に原因があるため、通信経路を順番にチェックしていきます。
通信経路は、「プリンター <- (Wifi、USB) -> 端末」というシンプルな経路なので、一つずつチェックすれば確実に問題を特定できます。
プリンターの電源が入っているか?
まずはプリンターの電源が入っているかをチェックしましょう。プリンターを常につけっぱなしにしている方は、ブレーカーが落ちたタイミングやコンセントタップ抜いたタイミングなどで、プリンターの電源が落ちてしまっている可能性があります。
プリンターの電源が入っていて、ステータスランプに以上がない場合は通信経路を疑いましょう。
プリンターと端末の通信経路はあるか?
プリンターがオフラインになる原因の半分はここにあります。
端末とUSBケーブルで繋いでいる場合は、USBケーブルがプリンター、端末の両方にしっかりと刺さっているか、USBケーブルは破損していないかを確認しましょう。
Wifi経由で接続している場合は、
- プリンターがWifiルーターに接続できているか?
- プリンターが接続しているWifiのアクセスポイントが端末と同じか?
という2点をチェックします。よくあるのがプリンターと端末の接続しているWifiアクセスポイントが違うパターン。市販のWifiルーターは複数のアクセスポイントを設定できるので、間違って違うアクセスにつなげていることがたまにあります。
プリンターが端末で認識できているか?
プリンターがオフラインになる原因の残り半分は端末が側にあります。
プリンターが端末に接続されると、OS側はドライバを経由してプリンターを操作します。しかし、何かの原因でドライバがうまく使えていないことがあります。
原因としては、
- OSのアップデート等でドライバが書き換えられた
- 他のアプリのインストールでドライバが消えた
などです。正しいドライバがインストールされていれば、電源と通信経路に問題がなければオンラインになります。
正しいドライバがインストールされていない、ドライバが破損している場合は、何かのアラートがOS側で表示されるので、そのアラートに従いましょう。WindowsやMacなどのPCなら、設定画面のプリンターの項目に出てきます。
また、特殊なプリンターや古いプリンターは、共通ドライバだけでは動かないケースがあります。この場合は、プリンターのメーカーHPから正しいドライバをインストールすればオンラインになるはずです。