年賀状はどうやって処分するの?回収はしてくれる?
頂いた年賀状は月日と共に意外と保管スペースを使う存在になってきてしまいます。今回は、年賀状の処分の仕方や、処分する際に注意したいポイントを見ていきましょう。
公開日: 2021.7.19
目次
年賀状の主な処分方法
古紙回収に出す
紙ごみの処分というと、ゴミ回収でいれば「燃やすゴミ」か「古紙」のどちらかに出して処分するのが一般的ですが、年賀状の処分の場合はどちらになるのでしょうか?
ここは市区町村によって判断が分かれるところですが、年賀状を含むハガキ類は概ね古紙の中の「雑がみ」として分類されることが多いようです。
雑がみとは、家庭から排出される古紙のうち、新聞(折込みチラシを含む)、雑誌、段ボール、紙パックのいずれの区分にも入らないものをいいます。例えば、家庭で不要となった投込みチラシ、パンフレット、コピー用紙、お菓子などの包装紙、紙箱、メモ用紙、ノート、封筒、手紙、ラップの芯、紙袋などです。
ただし、アプリ印刷などの印刷業者で印刷された年賀はがきは、裏面がラミネート加工されているタイプもあるので、その場合は古紙としては回収できない場合があります。
ラミネート加工されている場合は、燃やすゴミとして出すのが通常です。
シュレッダーして燃やすゴミとして出す
個人情報を守るために年賀状はシュレッダーで裁断してから処分するという方もいるでしょう。シュレッダーした年賀状は古紙ではなく燃やすゴミとして出すのが通常です。
注意したいのは、100枚程度ならシュレッダーをしても時間も労力もそこまでかかりませんが、企業などで1,000枚単位でシュレッダーをかけると1日作業になったり、安いシュレッダーだと紙詰まりやモーターの加熱で壊れることもあります。
年賀状の処分のために大量の労力とシュレッダーのコストを出すのはコスパが悪いので、もし大量の年賀状を処分したいのなら、機密書類の処分を取り扱っている専門業者に頼むのがベストです。
年賀状の専用の回収サービスはほとんどない
かつては郵便局に年賀状の回収ボックスが設置されていたこともあったそうですが、現在では年賀状専用の回収はありません。
どういった理由で無くなったかは不明ですが、住所氏名が記載されている年賀状は、個人情報保護の点を考えると、気軽に回収できるものではないことは想像に硬くありません。
年賀状を処分する際の注意点
個人情報をしっかりと隠そう
年賀状には、
- 自分の住所・氏名
- 差出人の住所・氏名
という二つの個人情報があります。場合によっては電話番号を記載しているケースもあるため、個人情報としては知られたくないレベルのものです。年賀状を処分する際は、これらの個人情報が漏れないように最大限の注意を払いましょう。
年賀状に記載されている個人情報を守る方法としては、
- 個人情報保護スタンプを使う
- シュレッダーをする
- 機密書類処分業者に依頼する
という3つの方法がメジャーでしょう。
数十枚程度の年賀状処分なら、個人情報保護スタンプで住所・氏名を隠して古紙としてリサイクルに出してしまうのがベストです。
処分する枚数が100枚単位になると個人情報保護スタンプだとインクが足りなくなることもあるのでコスパがよくありません。100枚から数百枚ならシュレッダーを買ってしまった方が処分も楽でコスパは高くなります。
一方で、1,000枚を超える年賀状を処分する場合は、機密書類処分業者に依頼するのがベストです。値段はどうしても高くなってしまいますが、1,000枚の個人情報を隠す作業を考えたらコスパは高いと言えます。
頂いた方の住所はしっかりとメモしておこう
実家や親戚などの住所を空で言えるような間柄の場合は問題ないですが、友人・知人、取引先の方の住所や家族の名前となると、年に1回くらいしか書く機会がなかったりします。
そのため、年賀状の宛名を書く際に去年の年賀状をチェックするという人もいらっしゃるのではないでしょうか?住所・氏名をメモしないで年賀状を処分してしまうと住所・氏名をチェックできなくなってしまいます。
親しい間の方なら気軽に聞けますが、そうでないとちょっとしたトラブルの種になりかねません。
人によっては、年賀状を処分したことを失礼と感じる方もいるかもしれませんし、住所を聞いてくることに不信感を持つ方もいるかもしれません。
そうしたトラブルを回避するためにも、住所・氏名はしっかりと残しておきましょう。
お年玉付年賀の当選番号をチェックしよう
年賀状のハガキには日本郵便が実施している「お年玉付年賀」ハガキがあります。お年玉の引き換え期間は、もらった年の7月頃までとなっているので、処分する前にしっかりと当選を確認しましょう。
お年玉付年賀は1等で現金30万円が当たるケースもあるので、チェックしないで当たっていたら大損になってしまいます。